愛したい、愛されたい ─心を満たしてくれた君へ─
「潤、明日誕生日だろ?」
「え?あー……そういえばそうだったな」
自分でもすっかり忘れていたけど、明日は俺の18歳の誕生日だ。
去年まではささやかなお祝いをしてくれた道代さんも、今年はもういない。
おそらく父が何かしらプレゼントを用意して渡してくれるつもりだろうけど、その父も一昨日から2週間の予定で海外出張中だし、誰かに祝ってもらう予定もない。
「1日早いけどプレゼントやるよ」
そう言って太一は小さな四角い包みを俺の手に握らせた。
太一がプレゼントをくれるなんて意外だけど、祝ってもらえるのは素直に嬉しい。
「ありがとう。気を遣わせて悪いな」
「開けてみて」
「ああ、うん」
俺が包みを開け始めると、太一はニヤニヤ笑い始めた。
なんとなくイヤな予感がする。
ビックリ箱とか、その類いのものか?
そう思いながら包みの中身を見た俺は、一瞬目がテンになって固まってしまった。
実際に見るのは初めてだけど、これはもしかして……。
箱の中を覗いてその正体を確かめた俺は、ため息をついてそれを太一に返品する。
「え?あー……そういえばそうだったな」
自分でもすっかり忘れていたけど、明日は俺の18歳の誕生日だ。
去年まではささやかなお祝いをしてくれた道代さんも、今年はもういない。
おそらく父が何かしらプレゼントを用意して渡してくれるつもりだろうけど、その父も一昨日から2週間の予定で海外出張中だし、誰かに祝ってもらう予定もない。
「1日早いけどプレゼントやるよ」
そう言って太一は小さな四角い包みを俺の手に握らせた。
太一がプレゼントをくれるなんて意外だけど、祝ってもらえるのは素直に嬉しい。
「ありがとう。気を遣わせて悪いな」
「開けてみて」
「ああ、うん」
俺が包みを開け始めると、太一はニヤニヤ笑い始めた。
なんとなくイヤな予感がする。
ビックリ箱とか、その類いのものか?
そう思いながら包みの中身を見た俺は、一瞬目がテンになって固まってしまった。
実際に見るのは初めてだけど、これはもしかして……。
箱の中を覗いてその正体を確かめた俺は、ため息をついてそれを太一に返品する。