愛したい、愛されたい ─心を満たしてくれた君へ─
かなり強引な玲司にうまく丸め込まれる形で、志織に婚約者になってもらうことに成功した俺は、このチャンスを逃すまいと、志織に振り向いてもらうため必死でアプローチした。
だんだん距離が近付いてきたと思った矢先にかつて俺を捨てて上司と結婚した芽衣子が現れ、すれ違いから志織に二度目の失恋をした。
その後、気持ちが通じあっても俺の家の後継者問題で志織が怯んでしまい、俺は志織に去られるのが怖くて自ら身を引くふりをして逃げ出してしまった。
今度こそ志織をあきらめようとしたけれど、一度味わってしまった志織との幸せな時間を忘れられるはずもなく、事故に遭って命の危険を感じたときに、何があっても志織だけは絶対に離したくないと強く思った。
それは志織も同じだったらしい。
奇しくも事故に遭った志織も俺と会えなくなってその気持ちが強くなったようで、再会できたときにはお互いの気持ちを素直に伝え合うことができた。
それからはめまぐるしいほどの早さで話が進み、あんなに悩んで躊躇していたのが嘘のように、俺と志織はあっという間に結婚した。
いつか子どもができたら、志織と二人で目一杯の愛情を注いで、まっすぐに人を愛し、愛される子に育てたいと思う。
だんだん距離が近付いてきたと思った矢先にかつて俺を捨てて上司と結婚した芽衣子が現れ、すれ違いから志織に二度目の失恋をした。
その後、気持ちが通じあっても俺の家の後継者問題で志織が怯んでしまい、俺は志織に去られるのが怖くて自ら身を引くふりをして逃げ出してしまった。
今度こそ志織をあきらめようとしたけれど、一度味わってしまった志織との幸せな時間を忘れられるはずもなく、事故に遭って命の危険を感じたときに、何があっても志織だけは絶対に離したくないと強く思った。
それは志織も同じだったらしい。
奇しくも事故に遭った志織も俺と会えなくなってその気持ちが強くなったようで、再会できたときにはお互いの気持ちを素直に伝え合うことができた。
それからはめまぐるしいほどの早さで話が進み、あんなに悩んで躊躇していたのが嘘のように、俺と志織はあっという間に結婚した。
いつか子どもができたら、志織と二人で目一杯の愛情を注いで、まっすぐに人を愛し、愛される子に育てたいと思う。