月曜日の桜
マボロシのように目の前に表れる助六とみよ吉、それは八雲が追い求めたもの。
『あなたのいない暗闇も独り歩いていくと決めたはず』
ここは八雲を襲名したときを浮き彫りにしている言葉だなと思えたり。
『いつだって今度こそ指先震えている 忘れたくてでも本当は何も忘れたくない』
これは助六とみよ吉を想う八雲とも取れるし、落語と八雲とも取れる。
『嘘だってそれでも構わない』
『ずるいよあなたへの想いだけ枯れない』
ここら辺が究極かな。
どうしようもない心情がどんと出てる。
ここで引っ張り出したいのは一番はじめの
『なぜだろうこんなにも心が泣いている
蝋燭の火が風に吹かれ影を揺らすように』
です。ここにかかってくると思うんですね。
揺れ動く心情をどうにもできないものを、回収している。
因みに、蝋燭の火がっていうのはもちろん“死神”にもかかっているはずと思っています。好きだし、そういうの。
というわけで、ガッツリ、ガッツリ貰ったテーマ(タイアップ)と自分の内面を考えて。それでもポップ(大衆的)であるためにちょうどいいバランスを探し…。
作られたのが『マボロシ』だと推察します。
ドラマにも合うんですけども、より漫画に合う世界観の楽曲に仕上がってるんじゃないかなぁと思っております。
是非聴いてみていただきたいです。(多だの宣伝でした)