月曜日の桜

壮大なネタバレをすると、この歌の物語は

ずっと見つめるだけだった恋。
間もなく卒業、何も言えずに終わるなら、別々の道。
見てるだけ、言葉などかけられる勇気をもてず臆病なままで。 それでもいつかこの想いが届いたら良いな……と、思うだけ。
思うだけでは届くはずもなかった、必然の別れを受け入れて、この淡い恋心はずっと胸にしまっておこう。
春が来て、ずっと見つめていた君の姿をまだ同じ場所で探してる。
いるはずもないのに。

という、感じです( ๑•̀ω•́๑)
切ないの好きだよね、小渕さん。
(この人わりと若くで結婚してるんだけどな笑)

この歌、実は私昨年のツアーで聴けたんですよ。
会場リクエストで誰かが言ったのを拾ってくれたんです。
パート分けにいくつかパターンがあったらしくて珍しく小渕さんも混乱してるご様子でした。黒田さんはどの曲も基本新曲だから(本気)
生で聴いたけどめっちゃ良かった。
曲調は明るく、キラキラしてるので切なさがより際立つ感じの曲です。

“洗いたての髪が風に揺れている シャボンの香り残して”

って歌詞の一文がありますが、これね、この曲の主人公を表してるなと感じる一文です。(個人的見解)
おそらく、この少女の髪は縛ってないストレートのセミロングからロング。
そして、学校までの坂道を1人で歩いている。
同学年ではあるものの、もしかしたら一方的に少女のことを知っているだけなのかもしれない。(文系理系でクラスが違うのかも)
なんて、読み進めていけば妄想が文章を読み解いていきたくなるくるくらいの一文だと思うんですよねー。

なんていうか、見てるだけしかできない主人公がそんなに彼女に近づけるはずはない。し、歩いていて髪が揺れるのを感じると言うよりは風にさらわれて髪が揺れて香るならば髪は括られてはいない。(ポニーテールとかはどっちかって言うと歩いていたりの弾みで揺れるイメージ。)
洗いたてかどうかはさておき(それがわかるって言うとストーカーレベルになるのでは?というのはもう何も言ってはいけない。)風に揺れて髪が揺れて、その風に乗ってしゃぼんが香るという距離感にしかいられないという2人の関係性を垣間見せる一文だなと思わされるんです。
しかも香りだけ残して、少女は先へと進んでいくわけでありますから、主人公のことを意識元より認識をしているかさえも怪しい。
関係性がここに現れるわけですね。
歌詞の全文を読めばより詳細な妄想が繰り広げられるわけですが、この一文を切り取ってみても妄想掻き立てられる感じがあるかなーと個人的には思っています。

コブクロの曲で表立って作詞作曲をしているのは小渕さんですが、この頃の小渕さんは未だ健在で。
センテンスが確立されてり、言葉の選択肢が増えたり技巧的に上手くなったりというのはあるんですけども。
大元は変わらないなーってのがわかる曲、言葉選び、世界観だなと思わされる曲でもあります。
100以上の曲を書いている小渕さんがこの先に様々な曲を書いていくにあたり、まだまだ言葉を勉強して語彙力を高めて自分が紡ぎたい(黒田さんに表現して欲しい)世界を描いて行くんだろうなと思えばこの人のゆく道に終わりは恐らくないんだろうなと思います。

さて、来週は『風』について。
個人的な見解を個人的に思うがままに語りたいと思います(笑)
それではまたー!
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