月曜日の桜
さて。
『虹』ですな。
前回はコブクロの『虹』。今回はゆずの『虹』です。
これは北川悠仁作詞作曲なんですけど、本来、この人は根暗なんだと思うんですよ。
ゆずの北川悠仁という表に出てくるキャラクターが嘘だと言っている訳では無いんですけど、おそらく、根本にあるのは(わりとみんなそうなのかも知れませんけど)自分自身の葛藤とか周りと自分をみくらべて落ち込んでしまうというか。
ただし、それで終わらせられない強いものを確かに持っている人なんだろうな、と。
その強いものというのがあるいは、ゆずの北川悠仁という存在なのかもしれませんが。
君の足に絡みつくのは何?劣等感?
それとも不調和な日々に芽生えた違和感?
これ、自分が感じたことがなければ出てこないワードだと思うんですよね。
しかもこの歌詞は曲のど頭です。
俄然ネガティブ。笑
けれど、起き上がる手段が自分自身にもあるということを教えてくれる曲でもあります。
越えてという歌詞は、まだ越えられていない人に向けられていて。
空虚に思えるのは自分だけじゃない、凹んでいるのは自分だけじゃないと、越えられる日が自分にも来ると思わせてくれる。
手を繋いでくれているように感じるのは言葉の選び方とメロディーのつむぎ方なんでしょうかね。
これ、仮にコブクロが作ったとしたら収まりのいいように歌詞もメロディーも整えると思うんですよね。
メロディーに対して歌詞が溢れてしまうというか、どストレートに書いてくるのがゆずの特色でもあるかな、と。
どちらにも良さがあるし、どちらが悪いというわけでは全くないのですが(両方とも好きだからね!)
『虹』という曲に関してはよく現れてるなと思います。
雨上がりの空に そっと架かる虹の橋
弱虫でもいいじゃないか。
間違いを、間違いじゃないと思えたら、自分だけの道だと思えたら、泣いた後に笑顔にきっとなれるはず。
良かったら聞いてみてくださいませ。