月曜日の桜
えー。前置きが長くなりました。
はてさて。
昭和元禄落語心中。
この作品を語る上で私は歴が浅いことを始めにお伝えさせていただきます。
まぁ、自己紹介にもありますように私はヲタクなので、本屋をぶらつくことがすきですので読んだことがなくとも知っている漫画や本というのはざらにあります。
ヲタクならではのアンテナとでも申しましょうか、ピンとくることがございます。
これは手を出してはいけない。
自分の好みに合っている、深みにはまっていく様が見える、と。
本能が訴えてくるという次第です。
ご多分に漏れずこの『昭和元禄落語心中』もそのうちのひとつでありまして。
元来、大変に聞き入るほど好き!ではないものの、別に毛嫌いするほどでもない落語。
それもこれもひとえに母、並びに、さだまさし氏の影響が多分にあるわけでありますが。
(とはいえ、知っている噺というのはごくごく少ないですけども。)
これは手を出してはガッツリやられるだろうなぁというのをひしひしと感じつつ自宅の本棚を思い浮かべては手を引っ込めていたというわけです。
ところがどっこい、です。
なんというか、これもまたご縁というものでありましょう。
このお話がドラマ化されるというではありませんか。
こういっちゃあなんですが、私は自分の好きな漫画が実写化するというのはそれなりに苦手なんであります。アニメ化も同様で。
ドラマから入って原作、アニメから入ってからの原作という具合に逆ならまぁ良いのでありますが、自分の中の自由に動いていた登場人物が型にはまってしまうのが苦手ということなのでありましょう。