恋のキューピード
カチカチっとパソコンに打ち込んでるとキンコンカンコンとチャイムが鳴り響いたが仕事が終わってない。



「あ、今日も残業か」


ため息混じりで小声でボヤキ、パソコンっとにらみつけたが目の疲れを感じて目を擦った。



「莉緒さん、すいません。
青井さん、まだ残業なんですか?
俺、何も出来ませんが手伝わして下さい」


誰よと思い振り返った。


うわぁぁぁ、新入社員の波城(わぎ)君やないの。



手伝って貰ったら仕事が増えそうで嫌。


「大丈夫だから帰って」


波城君を見たとき嫌そうな表情を浮かべたのに波城君たら


「そうですよね。
じゃあ、俺、帰ります。
一緒に居たかったな・・・青井さん、お先に失礼します」


うん、この会話、夢の中でしたような気がする。


昨日、したのかなぁ。


「波城君、ちょっといい」

気になるし聞いて見よう。

「昨日、手伝うって言った?」

きょとんとした表情で。



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