【短編】小悪魔な年下に翻弄されてます…
…思いがけず、
また助けられた。
最近、ユキくんのイメージが
どんどん変わっていく。
「モモ先輩。
気分悪くないですか?」
カーテンの向こうから
話し掛けてくるユキくん。
「大丈夫。
それよりユキくん。」
「どうしたんですか?モモ先輩。」
カーテンに映るシルエットが
首をかしげたのが分かる。
…やっぱり可愛い。
それは言わないけど。
「助けてくれてありがとう。」
私は、ユキくんへの
感謝を言葉にした。