夢と好きノ咲くとき
1人であれやこれや考えていたが真子ちゃん先生の声で寝起きの意識が通常に戻った
「もう放課後よ、帰る準備してきなさい?」
「え?!もう放課後?」
「えぇ、今日はいつもに増してぐっすりだったのかもね」
そう言い、クスリと笑ってパソコンに向かい真子ちゃん仕事を始めた
教室か、戻るのめんどくさいな。
なんでかって言ったら2年生の階は4階にあるから
今いる保健室は1階
「はぁ〜」
ため息をついたあと、立ち上がったら目の前がチカチカして、ベッドに強制的に戻された
ガタンっと大きな音を立てて
あ、あれ、いつもより、立ちくらみ酷いかも
「美羽ちゃん!大丈夫!?立ちくらみかな?」
その音にびっくりした真子ちゃん先生が驚いてやってきた
「大丈夫、いつもの事だよ」
まあ、いつもなら薬を飲んで寝たあとにはあまり起こらないんだけど、ね
「この調子じゃ上に行くのは危ないわ、やめた方がいいわね。先生取ってくるから座って待ってなさい」
「真子ちゃんせんせーごめんね、ありがとう。」
ーガラガラガラ
先生が出ていく音がした
ベッドに横になって枕に顔を埋めた
ほんとに最近体調の悪さがひどいな。
なんでこんなに1人じゃ何も出来ないんだろう
そう思ったら悔しくて涙があふれてくる
ーガラガラガラ
もう戻ってきたのかな?早いなぁ
「真子ちゃんせんせ、?ごめんね、ありがと・・・」
そう言いかけて、カーテンを開けようとしたと同時にカーテンが開いた
「っ?!」
「・・・」
そっと無言で閉められた
心臓がバクバクで、びっくりしすぎて声が出なかった