というわけで、結婚してください!
二日連続、一緒に床で寝たら、全身が痛い。
あの日、尊を引きずって布団まで連れていけなかった鈴は、尊にタオルケットをかけてやり、自分も側で寝た。
すると、次の日も同じような有り様だったので、鈴もまた床で寝た。
尊ひとりを床で眠らせるのは悪いような気がしたからだ。
鈴が目を覚ますと、ぽすは、うつ伏せになって寝ていた鈴の背中にはりついて寝ていた。
自分も混ざらねばっ、と思ったのだろうか。
家族三人、川の字で寝てるみたいだな、と鈴は笑う。
いや、実際には、頭を寄せ合って寝ているのだが、雰囲気的に――。
鈴はまだ寝ているぽすをそっと抱き上げ、ケージの中のハンモックに移してやった。