絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
まじまじと眺めていると、後からリビングに入ってきたお母さんが上杉さんの元へ、一目散に駆け寄った。
「ごめんなさい、迎えに来ていただいたのにお待たせしてしまって」
「いいえ、僕が早く来てしまったのがいけないので、お気になさらないでください」
爽やかスマイルに、お母さんはノックダウン寸前。
慌てて私の元へ来ると、コソッと耳打ちしてきた。
「楽しんでいらっしゃい。……遅くなってもかまわないから」
「……っ」
耳を疑うことを言うお母さんを見ると、嬉しそうにニコニコしている。
なにを言っても無駄だと諦めた。
「帰る時に連絡するから」
「わかったわ、上杉さんに迷惑かけないようにね」
「……うん」
返事をすると、上杉さんがいつの間にか私の横に立っていた。
「麻衣子さんをお預かりします」
そう言うとスマートに私の腰に腕を回した。
「えっ!? ちょっと……!」
「行きましょう」
抗議する間もなく彼は歩き出した。
「いってらっしゃい」
リビングを出ると背後からお母さんの陽気な声が届く。
「ごめんなさい、迎えに来ていただいたのにお待たせしてしまって」
「いいえ、僕が早く来てしまったのがいけないので、お気になさらないでください」
爽やかスマイルに、お母さんはノックダウン寸前。
慌てて私の元へ来ると、コソッと耳打ちしてきた。
「楽しんでいらっしゃい。……遅くなってもかまわないから」
「……っ」
耳を疑うことを言うお母さんを見ると、嬉しそうにニコニコしている。
なにを言っても無駄だと諦めた。
「帰る時に連絡するから」
「わかったわ、上杉さんに迷惑かけないようにね」
「……うん」
返事をすると、上杉さんがいつの間にか私の横に立っていた。
「麻衣子さんをお預かりします」
そう言うとスマートに私の腰に腕を回した。
「えっ!? ちょっと……!」
「行きましょう」
抗議する間もなく彼は歩き出した。
「いってらっしゃい」
リビングを出ると背後からお母さんの陽気な声が届く。