絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
そして山田さんにも連絡を入れてくれて私の家に寄り、山田さんが用意してくれていたお母さんの着替えなど、入院に必要なものを持って病院まで来てくれた。
病室のベッドの上で眠っているお母さんについていると、コンコンとドアがノックされた。
椅子から立ち上がり、そっとドアを開けるとそこには荷物を手にした上杉さんの姿があった。
「すみません、上杉さん。ありがとうございました」
「いや、それより麻衣子、おばさんは?」
上杉さんは静かにドアを閉めてお母さんの様子を窺う。
「今は薬で落ち着いています。……明日には目を覚ますだろうってお医者さんが言っていました」
「そうか……」
私の話を聞き安心すると、彼は荷物を個室の奥にあるテーブルの上に置いてくれた。
私も彼の後を追い、もう一度お礼を言った。
「あの、本当にありがとうございました。お父さんたちへ連絡してもらっただけではなく、こうして荷物まで持ってきてもらっちゃって……」
本当に何度お礼を言っても足りないくらいだ。本当は全部、私がやらなくてはいけないことだったのに。
顔を上げられずにいると、彼は優しく私の頭を撫でた。
病室のベッドの上で眠っているお母さんについていると、コンコンとドアがノックされた。
椅子から立ち上がり、そっとドアを開けるとそこには荷物を手にした上杉さんの姿があった。
「すみません、上杉さん。ありがとうございました」
「いや、それより麻衣子、おばさんは?」
上杉さんは静かにドアを閉めてお母さんの様子を窺う。
「今は薬で落ち着いています。……明日には目を覚ますだろうってお医者さんが言っていました」
「そうか……」
私の話を聞き安心すると、彼は荷物を個室の奥にあるテーブルの上に置いてくれた。
私も彼の後を追い、もう一度お礼を言った。
「あの、本当にありがとうございました。お父さんたちへ連絡してもらっただけではなく、こうして荷物まで持ってきてもらっちゃって……」
本当に何度お礼を言っても足りないくらいだ。本当は全部、私がやらなくてはいけないことだったのに。
顔を上げられずにいると、彼は優しく私の頭を撫でた。