絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
彼女から受け取ってくれって……え、出張には磯部さん同行していないの?
『頼むな』
「え、あっ……」
立て込んでいるのか、一方的に言うと通話は切られてしまった。
足を止めて立ち尽くしてしまう。
どうしよう、まさか磯部さんは残っているなんて思わなかったし……。でも上杉さんと約束してしまった。
磯部さんにも話がいっているんだよね? 彼女から受け取ってくれって言っていたし。
それに同じ会社で働いているんだもの。いつまでも磯部さんと顔を合わせないわけにはいかないよね。
「……よし」
スマホをバッグにしまい、部長室へと急いだ。
ドアをノックすると、少しして開かれた。もちろんその先にいたのは磯部さん。
いつもと変わらず背筋がピンと伸びていて、カッコいい。
「あ、お疲れ様です」
「お疲れ様です。上杉部長から承っております。どうぞ」
「……失礼します」
淡々と言う彼女に促され室内に入ると、磯部さんはテーブルの上に置いてある封筒を私に差し出した。
『頼むな』
「え、あっ……」
立て込んでいるのか、一方的に言うと通話は切られてしまった。
足を止めて立ち尽くしてしまう。
どうしよう、まさか磯部さんは残っているなんて思わなかったし……。でも上杉さんと約束してしまった。
磯部さんにも話がいっているんだよね? 彼女から受け取ってくれって言っていたし。
それに同じ会社で働いているんだもの。いつまでも磯部さんと顔を合わせないわけにはいかないよね。
「……よし」
スマホをバッグにしまい、部長室へと急いだ。
ドアをノックすると、少しして開かれた。もちろんその先にいたのは磯部さん。
いつもと変わらず背筋がピンと伸びていて、カッコいい。
「あ、お疲れ様です」
「お疲れ様です。上杉部長から承っております。どうぞ」
「……失礼します」
淡々と言う彼女に促され室内に入ると、磯部さんはテーブルの上に置いてある封筒を私に差し出した。