絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
「麻衣子の口から、俺のことが好きって言葉を聞ける日を楽しみに頑張るよ」
そんな日が来るのだろうか? だけど悔しいことに私は彼の言動にドキドキさせられている。
だからといって、このまま彼のペースにのまれたくない。
「私が上杉さんのことを好きになるまで、結婚なんて絶対にしませんからね?」
そもそも私は、普通の人と普通の結婚をすることが夢だった。
決してハイスペックの御曹司である上杉さんのような人との、結婚を望んでいたわけではない。
はっきり言って、一番結婚したくないタイプだ。……なにより結婚は本当に好きな人としたいから。
釘を差すと、上杉さんはなぜかポケットからスマホを取り出した。
「わかったよ。じゃあ好きになってもらえるように、まずは連絡先を交換しようか」
「え、連絡先……ですか?」
「あぁ。好きになってもらうには、まずは俺のことを知ってもらわないとだろ? そのためにはこうしてふたりだけの時間を作らないといけない。その度に有坂社長を通すわけにはいかないからな」
うっ……。たしかにそうだよね。今日のように、これから先もずっとお父さんを通すわけにはいかない。
そんな日が来るのだろうか? だけど悔しいことに私は彼の言動にドキドキさせられている。
だからといって、このまま彼のペースにのまれたくない。
「私が上杉さんのことを好きになるまで、結婚なんて絶対にしませんからね?」
そもそも私は、普通の人と普通の結婚をすることが夢だった。
決してハイスペックの御曹司である上杉さんのような人との、結婚を望んでいたわけではない。
はっきり言って、一番結婚したくないタイプだ。……なにより結婚は本当に好きな人としたいから。
釘を差すと、上杉さんはなぜかポケットからスマホを取り出した。
「わかったよ。じゃあ好きになってもらえるように、まずは連絡先を交換しようか」
「え、連絡先……ですか?」
「あぁ。好きになってもらうには、まずは俺のことを知ってもらわないとだろ? そのためにはこうしてふたりだけの時間を作らないといけない。その度に有坂社長を通すわけにはいかないからな」
うっ……。たしかにそうだよね。今日のように、これから先もずっとお父さんを通すわけにはいかない。