絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
「大丈夫か? 母さん」
「えぇ。……ただ、ちょっと嬉しくて興奮しちゃったみたいで……」
無理して笑っているのが、誰にでもわかるほどお母さんの顔色は悪くなる一方。
「お母さん、大丈夫?」
私も心配で声をかけると、お母さんは申し訳なさそうに眉尻を下げた。
「ごめんなさい。せっかくのお見合いの席でお母さん……」
「大丈夫、気にしないで」
お母さんは昔から身体が弱く、それこそ私のことを命がけで産んでくれた。
だけど出産後、さらに体調が悪い日が続き、お父さんも仕事で忙しくて私は幼い頃いつも祖母に預けられていた。
「申し訳ない、上杉さん。本日はここで失礼させていただいてもよろしいでしょうか?」
「もちろんです。お大事になさってください」
お母さんには申し訳ないけど、これでお見合いは終了となるみたいでホッとした。
上杉さんがなにを考えて、私とお見合いしたいと言い出したのか謎だけど、とにかく今は早くこの場から退散したい。
その思いで両親と共に立ち上がると、おじさんはとんでもないことを言い出した。
「えぇ。……ただ、ちょっと嬉しくて興奮しちゃったみたいで……」
無理して笑っているのが、誰にでもわかるほどお母さんの顔色は悪くなる一方。
「お母さん、大丈夫?」
私も心配で声をかけると、お母さんは申し訳なさそうに眉尻を下げた。
「ごめんなさい。せっかくのお見合いの席でお母さん……」
「大丈夫、気にしないで」
お母さんは昔から身体が弱く、それこそ私のことを命がけで産んでくれた。
だけど出産後、さらに体調が悪い日が続き、お父さんも仕事で忙しくて私は幼い頃いつも祖母に預けられていた。
「申し訳ない、上杉さん。本日はここで失礼させていただいてもよろしいでしょうか?」
「もちろんです。お大事になさってください」
お母さんには申し訳ないけど、これでお見合いは終了となるみたいでホッとした。
上杉さんがなにを考えて、私とお見合いしたいと言い出したのか謎だけど、とにかく今は早くこの場から退散したい。
その思いで両親と共に立ち上がると、おじさんはとんでもないことを言い出した。