絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
そろそろ昼休みも終わる頃。戻ってきた石上君に書類を渡して、自分の席に戻りながら書類に目を通すと、右端に一枚の付箋が貼られていた。
なんだろう、これ。
そういえば上杉さん、同じ書類のはずなのに下が私のだって言っていたよね。
椅子に腰かけて付箋を手に取り、書かれていた綺麗な文字を目で追う。
【父さんたちが麻衣子に会いたがっている。今夜、十九時に迎えに行くから準備しておくこと】
一方的な誘い文句に、やっぱり上杉さんは上杉さんだと再認識させられる。
特に今夜は予定はないけど、普通はまずそこを聞くよね。これでは私に拒否権などないに等しい。
だけどおじさんたちが会いたがっていると言われると、断るわけにはいかなくなる。
それにお見合いの日以来、会っていないし。
だけどどうして上杉さんは、わざわざ付箋に書いたりしたのだろうか。
メッセージか電話で誘ってくれたらいいのに。急いで付箋を外して自分の手帳に貼り付けた。
万が一誰かに付箋の内容を見られていたら大変だった。そういうところをもっと考慮してほしい。
今夜、上杉さんに会ったら文句を言おうと心に決め、午後に勤務にあたった。
なんだろう、これ。
そういえば上杉さん、同じ書類のはずなのに下が私のだって言っていたよね。
椅子に腰かけて付箋を手に取り、書かれていた綺麗な文字を目で追う。
【父さんたちが麻衣子に会いたがっている。今夜、十九時に迎えに行くから準備しておくこと】
一方的な誘い文句に、やっぱり上杉さんは上杉さんだと再認識させられる。
特に今夜は予定はないけど、普通はまずそこを聞くよね。これでは私に拒否権などないに等しい。
だけどおじさんたちが会いたがっていると言われると、断るわけにはいかなくなる。
それにお見合いの日以来、会っていないし。
だけどどうして上杉さんは、わざわざ付箋に書いたりしたのだろうか。
メッセージか電話で誘ってくれたらいいのに。急いで付箋を外して自分の手帳に貼り付けた。
万が一誰かに付箋の内容を見られていたら大変だった。そういうところをもっと考慮してほしい。
今夜、上杉さんに会ったら文句を言おうと心に決め、午後に勤務にあたった。