イケメンエリート、はじめての純愛⁇
「それが…
私は内密でおじい様と話していたんですが、おじい様がお母様にもその事を伝えてしまって、そしたらお母様も参加したいと言い出したんです」
映司はお母様の参加と聞いて、もしや五人目はあのお父様か?と内心驚いた。
それなら、一切映司のアポを無視した理由も分かる。
映司はそれならそれで全然問題ないと思った。
「じゃ、五人目は?」
映司のその問いに、咲子は少し肩をすくめて苦笑いをする。
その表情に、映司の不安がまた戻ってきた。
「五人目は… 実は…
映司さんのお友達の、いや、後輩?
あ、ごめんなさい、その方は、明智さんです」
あ、あ、明智君だって~~~
「驚きましたよね?
私もすごく驚いてしまって…
母は明智さんと知り合いになったみたいで、何だか明智さんにすごく会いたいみたいで、その話を聞いておじい様がそのお方も呼びなさいって言いだして、それでそうなってしまったんです。
でも、実際、私も明智さんにお会いして、以前の迷子の件のお礼もちゃんとしたいと思っていたので、じゃ、そうしようという話になりました」