好きって言わせたい〜恋に臆病な彼が本気になったら、溺愛がとまりません〜
「なにやってるんだ?」
「えっ」
「そこで下着を脱いで俺の上に乗るんだ」
そんな羞恥プレイ…
そっか、私ってセフレだった。
さっきまでの恋人雰囲気に、すっかり忘れていた。
勘違いをさせないようにしているのかな…
そうだよね…事務所でするくらいだから、セフレならどこででもいっか。
…せめてホテルに連れて行ってほしいけど、言えないし、…前向きに、あのキスで彼がホテルまで我慢できないんだと思おう。
彼に見られつつ、スカートの中の下着を脱いで丸めてポケットに入れながら、彼の膝を跨いだ。
恥ずかしい…
「愛梨、名前呼んで」
「神崎さん」
「今日は、下の名前で」
「…と、と、おる、さん」
爽やかなイケメン顔が、艶かしい笑みを浮かべ男の顔になった。
「いいね…ちゃんと最後まで透って呼ぶんだぞ」
彼の上で、彼に思うまま突かれて、唇を貪られ、揺れる車内の外も気にならなくなるまで、夢中にさせられて、何度も透と呼び、逝きすぎて気を失いかけてたら、肌を噛まれ、意識を引き戻され、とうとう力尽きた。
彼の胸に寄りかかり、体力の回復を待つ私の髪を撫で、タバコに火をつける神崎さんは、鬼畜だった。