【短編】1冊のノートに彼の言葉
翌日、会社へ行くと案の定
美姫さんは昨日の事を問い詰めてきた。
光海「BARで少し飲んで帰っただけよ。」
美姫「て事は光海さんは晴也狙い?」
光海「私は、美姫さんとは違うから。」
色んな意味を込めて言った。
美姫さんから何とか逃れると
彼から電話がかかってきた。
晴也「光海さん、今日
仕事終わりにご飯でもどう?」
光海「残業がなければ...」
晴也「分かった。
光海さんの会社まで
迎えに行くから。」
光海「ええ。」
彼がどんな意図で私の事を
誘っていたとしても
やっぱり人から誘われる事は嬉しい。
損得勘定なしの誘いなら尚更。
残業をしなくて済むように
いつもの何倍も頑張った。