【短編】1冊のノートに彼の言葉

私は、彼にメールを打つ。
今日は行けなくなったと。
そしたら、すぐに
何時間でも待ってるって
返事が来た。

困ってしまう。
そんな事を言われても。

堪らず私は電話をかけた。

ープルルル

晴也「もしもし。」

光海「私です。光海です。」

晴也「うん。」

光海「待たないで下さい。
多分、今日は行けないですから。」

晴也「俺が待ちたいだけだから。」

光海「困るんです。
あなたに待たれていると
仕事に集中出来ないんです。」

晴也「じゃあ、待たないから。
気が向いたらこの間のBARに来て。」

光海「...でも...」

晴也「一目でもいいから会いたい。」
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