【短編】1冊のノートに彼の言葉

でも、そんな些細な事で
人は人を好きになるもの
なんだろうか。

晴也「光海さんが俺の事なんて
どうも思ってない事は
分かってるけど、俺が光海さんの事
好きって事だけは覚えておいて。
それで、光海さんが嫌な気分に
なるのなら、もう誘わないから。
その時は言ってくれたらいいから。」

でも、関係ない。
些細な事かどうかなんて。

光海「好きです!」

晴也「...え?」

光海「私もあなたの事、好きです。」

晴也「嘘みたい。光海さんが俺を?」

光海「でも、どこが好きなのかは
分かりません。ただ、好きです。」

沢山のお客さんで賑わう
お店だと言うのに
彼は突然、私に抱き着いてきた。
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