【短編】1冊のノートに彼の言葉
私と彼との関係は徐々に変わっていった。
堅苦しい敬語もなくなり
お互いを名前で呼び合い
会える日は極力会った。
というよりも、会いたい気持ちが
先行していて毎日でも
会いたいとお互いが思い合っていた。
どれだけ時間を重ねても
どれだけ長い時間を共にしても
嫌だと思う事は1つもなかった。
お互いの休みが会う時は
家を行き来し、2、3日の休みが
取れた時は旅行へと出掛けた。
ひとつまとめにしかした事のなかった
ロングヘアーは巻き髪に変わった。
分厚いメガネもコンタクトに変わり
私はどんどん変化していった。
そんな私を見て
彼は何度も何度も可愛いと言ってくれた。