【短編】1冊のノートに彼の言葉

彼の部屋で料理を作っていると
1本の電話が鳴った。

何度か無視していたけど
切れては鳴るを繰り返す電話が
気になって仕方なくて
申し訳ないと思いながらも電話を取った。

光海「はい、香川です。」

晴也母「え?あんた誰?」

知らない女の人からの着信。
取らない方が良かったと後悔した。
でも、今更切る訳にもいかない。

光海「香川 晴也の彼女ですけど
どちら様ですか?」

晴也母「晴也の彼女?
あの子に彼女がいるなんて
初耳!え?名前は?名前教えて!」

光海「いや、あの...」

晴也母「ああ、そうだったわね!
私は晴也の母です。」

光海「え!お母さん!」
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