【短編】1冊のノートに彼の言葉

晴也「外見や見た目で判断しない。
そうじゃなきゃ、美姫と友達なんて
やってらんないだろ。」

光海「よく知ってるんですね。
美姫さんの事。」

晴也「知ってるよ。あいつとは
大学の頃から友達だから。
大体の事は分かってるつもり。
美姫と付き合える女友達ってさ
2択なんだよ。美姫の周りに
いい男がいるから付き合う
得な部分しか選ばない女か
美姫の醜い部分も知っていても尚
優しくするお人好しかの
どっちかなんだ。...でも多分
光海さんは後者だと思う。」

彼の言う事は最もだ。

晴也「例え、美姫に
同情していたとしても
俺は後者の人間の事を
優しい人なんだと思う。
同情でも何でも人に優しく
なれる人間に悪い人はいない。」

光海「お人好しはあなたですよ。」

晴也「そうかもしれないけど
間違ってはいないと思う。
俺は昔から、人を見る目だけはあるから。」

光海「そうですか。」
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