恋愛零度。

「じゃあさ、賭けるものがあったほうが、燃えると思わない?」

「賭けるもの?」

「俺が勝ったら、真白とデートするってどう?」

その余裕な笑みに、私はムッとする。

「……私が勝ったら?」

「真白の言うことをなんでもひとつ聞くよ」

桐生くんがにっこり言って、

「いいよ」

と私は頷いた。






< 171 / 265 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop