恋愛零度。



なんだか、どっと疲れて教室に戻った。

「唯川さん、どしたの、顔色悪いよ?」

三好さんが心配そうに声をかけてくれる。

「う、うん、ちょっと……」

私は苦笑いを返した。

「そう?気分悪いならちゃんと言ったほうがいいよ?」

「大丈夫。ありがとう」

私は苦笑いを返した。

ああ、もう……

どうして私が、あんなよくわからない男に振り回されなきゃいけないんだろう。
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