オトナの事情。
ご挨拶
【ご挨拶】
皆さま、ここまでご愛読ありがとうございました! “オトナの事情。” 遂に完結です。
2014年~2015年にかけて他サイトで別名義で連載していた作品を、今回加筆し、改めてベリーズカフェさんで公開させて頂いておりました。
一見何もかも手に入れたかのような、今をときめく人気芸能人が、実はその裏で、誰にも言えないような報われない恋をしていたら面白いよなぁ…
なんて思ったのがキッカケで書き始めたこの作品ですが、予想以上の反響をいただき、沢山のファン様に支えられ、完結を迎えることができました。
切なさで泣けてくるような物語を目標に書き始め、当初から、ハッピーエンドにするのかバッドエンドにするのか、その点に関してずっと悩み続けました。
2人を幸せにしてあげたいという思いと、本当にそれがナチュラルな結末なのかという不安との狭間で揺れながら書き始めたので、ルナの名字を狭間にしたくらいです。すみません、最高にいらない情報ですね。笑
でも物語を紡ぐうちに、こんなにも思い合っているのに、幸せに近付けば近付くほど恋の終わりばかり考えているルナとユキが本当にかわいそうになってきてしまって笑
2人には十分切ない恋愛をしてもらったし、最後には、ちゃんと幸せにしてあげようと、思いまして…。
最後にエピローグを書き終えた時、自分の中で最高にしっくり来て、ああ、これで良かったんだな、と思いました。
読者の皆様も、どうなることかとヒヤヒヤしてらしたと思うので、このラストに満足頂ければ幸いです。
オトナになると、色々と複雑な事情が増えて、心と行動を一致させられることばかりではないと思います。
社会の中で生きて行く上で、自分のことだけでなく周りの人のことを考えるのは絶対に必要だし、仕方のないことだけど、それでも、夢見がちな私は、いつまでも子どものように自分に正直でありたい、と思ってしまう。
いつもずっと、は無理だとしても、1番好きな人の前でくらい、ありのままの自分でいられますように。
そんな思いを乗せた作品でもあります。
皆様も、どうか、正直な自分を愛してくれる人を、見つけてくださいね。
ここまで書くことができたのは、ひとえに皆様の応援あってこそです。
誤字脱字や、拙い言い回しなども多く見受けられるかとは思いますが、最後まで2人の恋を見守り、支えてくださったことに、心から感謝申し上げます。
またどこかで、皆様にお会いできると嬉しいです…!
2019.1.14
月野 アナ