君想ふ花

サファリパーク


今日はいよいよ龍さんとのデートの日。

1時に龍さんが迎えに来てくれる約束になっている。


やばい、もう1時!
ワンピースとパンツ、どっちにしよう?!

動物園なら動きやすい方がいいかな?

そういえば、まだ龍さん既読つかないなあ・・・。(笑)

そんなことを考えながら、鏡とにらめっこしていると

----新着メッセージ 1件 龍さん

なつみごめん!
今起きたから、着くの2時くらいになる!

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やっぱり。(笑)
昨日仕事遅かったみたいだし、仕方ないか。




ピンポーン。
龍さんが迎えに来た。

急いで階段を降りると車の中から手を降る龍さんの姿が。
シンプルな私服が今日も似合っている。

「遅れてごめんな。」

私が車に乗ると、龍さんはそういって頭をポンポン、と撫でた。

ずるい・・・。
こんなにかっこよく言われたら怒るどころか好きになっちゃうよ・・・。

「サファリパーク、絶対楽しいから許してや!」

そういうと龍さんは車を走らせ、サファリパークへ向かった。
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