君想ふ花
「今日はありがとう。
めっちゃ楽しかったから、彼氏のこともすっきりした!」
私がそう言うと、龍くんの表情は一瞬曇ったように見えた。
けれどすぐに
「それはよかったわ!
また、飯いこーな!
んじゃ、また明後日のバイトでな。
遅刻すんなよ!」
「龍くんじゃないから大丈夫だよ!(笑)
じゃあね、おやすみなさい」
この季節の夜はまだ肌寒くて
車から降りた私は急いで部屋に入った。
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翔太からのメッセージは来てないか。
怒ってるのかな。
でも翔太はそんなことで怒ったことないけどな。
龍くんとデートに行くと連絡をしてから
翔太からの返事はない。
そろそろ愛想をつかされたのだろうか。
とりあえず今日は疲れた。
眠ろう。
私は深い眠りについた。