君想ふ花
正直、別に何も変わったことではない。
長時間労働で、体力も使うこの仕事は
すぐにやめてしまう人も多く、人の入れ替わりが激しい。
(あの人、続くといいなあ)
そんなことを考えながら、その日3件目の披露宴は
終演となった。
「ねえねえ、新しい社員さん見た??イケメンじゃない??」
先輩の凛(りん)さんが話しかけてきた。
凛さんはハーフ系の顔立ちで控えめに言っても美人。
仕事もできて優しくしてくださる憧れの先輩だ。
「社員さんですか?見てないですけど〜」
人に興味がない私は適当に返事をして
早く帰るためにせっせと片付けに取り組む。
「なんかー、優しくてフレンドリーでかっこいいよ!
今までの社員にはない感じ!!一緒に見に行かない?」
あー。でた。
凛さんは噂が大好きなのだ。
凛さんと仲良くしていれば、
社内の不倫事情も、だいたい耳に入る。
時々、どこからその情報を仕入れているんだろと
怖くなるほどだ。
長時間労働で、体力も使うこの仕事は
すぐにやめてしまう人も多く、人の入れ替わりが激しい。
(あの人、続くといいなあ)
そんなことを考えながら、その日3件目の披露宴は
終演となった。
「ねえねえ、新しい社員さん見た??イケメンじゃない??」
先輩の凛(りん)さんが話しかけてきた。
凛さんはハーフ系の顔立ちで控えめに言っても美人。
仕事もできて優しくしてくださる憧れの先輩だ。
「社員さんですか?見てないですけど〜」
人に興味がない私は適当に返事をして
早く帰るためにせっせと片付けに取り組む。
「なんかー、優しくてフレンドリーでかっこいいよ!
今までの社員にはない感じ!!一緒に見に行かない?」
あー。でた。
凛さんは噂が大好きなのだ。
凛さんと仲良くしていれば、
社内の不倫事情も、だいたい耳に入る。
時々、どこからその情報を仕入れているんだろと
怖くなるほどだ。