君想ふ花

「ともきお待たせ〜」

更衣室をでると、もうすでにともきがまっていた。

「うっす。なんかさっき雄太さんとあって、
雄太さんも行きたいってゆってたんで、
誘っといたんですけど、いいっすか?」

うっ。
正直、雄太さんはあまり得意ではない。

けど、チャラチャラしている部分を除けば
バイトにも優しくて、とてもいい人なのだ。

「まあいいよ!(笑)多いほうが楽しいでしょ!」

ありきたりな言葉を返し、
社員さんが集まるオフィスへ向かう。
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