抱き締めたら止まらない~上司の溺愛につきご注意下さい~
1.鬼上司の告白
「またお前か、渡辺?」
入社して半年が過ぎたというのに、凡ミスばかりが直らない私は、渡辺明日香(23)。
「すみません」
深々と頭を下げた私に、書類を突き返したのは、直属の上司、藍原飛鳥(29)。
とてもイケメンな藍原だが、誰一人として、笑った顔を見たことがない。オールバックの髪に、銀フレームの眼鏡をかけ、四六時中怒っているのが藍原なのだ。
毎日懲りずに、怒られる私は、この藍原が怖くて怖くて仕方がない。
そう思うなら、頑張れよ?
と、思われるのは当然だが、当の本人は至って真面目に必死に頑張っているのだが。
今日も、もう何度目の凡ミスか。
結局今日も、残業が決定した。
入社して半年が過ぎたというのに、凡ミスばかりが直らない私は、渡辺明日香(23)。
「すみません」
深々と頭を下げた私に、書類を突き返したのは、直属の上司、藍原飛鳥(29)。
とてもイケメンな藍原だが、誰一人として、笑った顔を見たことがない。オールバックの髪に、銀フレームの眼鏡をかけ、四六時中怒っているのが藍原なのだ。
毎日懲りずに、怒られる私は、この藍原が怖くて怖くて仕方がない。
そう思うなら、頑張れよ?
と、思われるのは当然だが、当の本人は至って真面目に必死に頑張っているのだが。
今日も、もう何度目の凡ミスか。
結局今日も、残業が決定した。
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