抱き締めたら止まらない~上司の溺愛につきご注意下さい~
「あー、腫れてきたわね。一体何したの?捻挫だとは思うけど、一応病院にいった方が良いわね」
医務室の常勤医がそう言った。
「湿布貼ってたら、そのうち治りますよ」
なんて、笑いながら呑気に言う私に。
「仕事が終わったら、病院に行くぞ」
真剣な顔で光が言う。
「大袈裟ですよ」
「怪我させたの俺だし、絶対連れていくから」
私たちの言い合いをよそに、常勤医は私の手首に湿布を貼ると、包帯で固定させた。
「かなり痛むと思うから、無理はしないようにね」
「はい、ありがとうございました」
不幸中の幸いか。怪我をしたのは左手首だったので、支障は無さそうだ。
と、思ったのに、何をするにも、痛くて、支障出まくりだった。
今日は珍しく、社内での仕事だった光は、何かと私の世話を焼いた。
ランチも一緒。
食堂のお盆も運んでくれて、しまいには。
「はい、あーんして」
「…早乙女さん、やりすぎです」
と、思わず突っ込んでしまった。
光はペロッと舌をだすと、ようやく自分のご飯を食べ始めた。
…周囲の視線がイタイ。
特に、女子社員の。
私は苦笑するしかなくて。
そんなとき、誰かが私のとなりにどかっと座った。
医務室の常勤医がそう言った。
「湿布貼ってたら、そのうち治りますよ」
なんて、笑いながら呑気に言う私に。
「仕事が終わったら、病院に行くぞ」
真剣な顔で光が言う。
「大袈裟ですよ」
「怪我させたの俺だし、絶対連れていくから」
私たちの言い合いをよそに、常勤医は私の手首に湿布を貼ると、包帯で固定させた。
「かなり痛むと思うから、無理はしないようにね」
「はい、ありがとうございました」
不幸中の幸いか。怪我をしたのは左手首だったので、支障は無さそうだ。
と、思ったのに、何をするにも、痛くて、支障出まくりだった。
今日は珍しく、社内での仕事だった光は、何かと私の世話を焼いた。
ランチも一緒。
食堂のお盆も運んでくれて、しまいには。
「はい、あーんして」
「…早乙女さん、やりすぎです」
と、思わず突っ込んでしまった。
光はペロッと舌をだすと、ようやく自分のご飯を食べ始めた。
…周囲の視線がイタイ。
特に、女子社員の。
私は苦笑するしかなくて。
そんなとき、誰かが私のとなりにどかっと座った。