この気持ち、君に伝えてもいいですか?
第1話 舞い降りた話
聖カレント女子高等学園。
これがわたしの通う学校。
わたしは日立優奈(ひだちゆうな)、ごくごく普通の高校2年生。
そんなわたしが人よりちょっと違うところと言ったら、女子校に通ってるってところかな。
でもそれ以外はみんなと変わらない。
彼氏はいないけど、仲のいい友達はいて、学校生活を楽しんでいる普通の女子高生です。
「ち、遅刻しそう…」
聖カレント女子の大きくて豪華な校門をくぐり抜け、長い森の中を早足で歩くと、やがてわたし達の学ぶ校舎が見えてくる。
こう見えてもこの女子校、結構なお嬢様学校なの。
頭はそんなに良くないけれど、家柄が良い子が通う学校って感じ。
だから遅刻しそうでも校内を走り抜ける人なんていなくて、常に落ち着いた様子を見せるのが常識。
今日みたいに時間ギリギリに登校する時、こういう校風を恨むよ。
「あ、優奈おはよー!」
「! 美南(みなみ)!」
これがわたしの通う学校。
わたしは日立優奈(ひだちゆうな)、ごくごく普通の高校2年生。
そんなわたしが人よりちょっと違うところと言ったら、女子校に通ってるってところかな。
でもそれ以外はみんなと変わらない。
彼氏はいないけど、仲のいい友達はいて、学校生活を楽しんでいる普通の女子高生です。
「ち、遅刻しそう…」
聖カレント女子の大きくて豪華な校門をくぐり抜け、長い森の中を早足で歩くと、やがてわたし達の学ぶ校舎が見えてくる。
こう見えてもこの女子校、結構なお嬢様学校なの。
頭はそんなに良くないけれど、家柄が良い子が通う学校って感じ。
だから遅刻しそうでも校内を走り抜ける人なんていなくて、常に落ち着いた様子を見せるのが常識。
今日みたいに時間ギリギリに登校する時、こういう校風を恨むよ。
「あ、優奈おはよー!」
「! 美南(みなみ)!」