風が吹いたら

支配人との出会い

すると突然

「それでは彼女に届かないねぇ。」


と、聞いたこともない男の声が僕の後ろの方で

聞こえた。

僕は死んでからずっと当然のように１人だと

思っていたので、突然の声の驚きと

僕のことを知っているかのような発言に

おもわず振り返った。

そこには見た事もない、僕と同世代くらいの男が１人

立っていた。

顔もスタイルもカッコ良く、いかにも女の子に

モテそうな感じの男だった。

このイケメン男は僕を見つめ、ただニヤニヤと

している・・・。