風が吹いたら
まるで僕の心の声が聞こえてたかのような

答えが返ってきた。動揺を隠しきれない僕に、

更にこのイケメン男はこう言ってきた。

「ふーん、イケメン男か・・・。まぁ、悪くない

呼び名だな。うん、どう呼んでくれても構わないぜ。」

と、再び僕の疑問に いとも簡単に答えてくれた。

人は死んでしまうと、心で会話が出来るように

なるのか?

でも僕には、このイケメン男の心の声は聞こえない。

このイケメン男は本当に

僕を生きている時から支配していたのか?

それならこの男はイケメン男ではなく

支配人と呼ぶべきなのか・・・。
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