風が吹いたら
こんな感じで俺たちは、ちょっとした手伝いや

キッカケを創ってやる事は出来るんだ。

お前の場合は比較的すぐに理解出来たが、

中には俺たちのキッカケに気づかず、

いつまでも苦しんでる者だっているんだ。

まぁ、そんな場合は気づくまで見守ってあげるしか

ないんだけどね・・・。

だから俺たちのように、お前も彼女にキッカケを

創ってあげても必ずしもそれが伝わるとは限らないからな。

こう言っては悪いが、俺もお前が生きていた頃 

何度もキッカケを創ったのに

お前は涼しい顔で何も気づかずに よくハラハラ

させられたもんだ。」
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