風が吹いたら
「おい、目的を忘れるんじゃないぞ。俺はお前を

そんな気持ちにさせる為にここに連れて来たんじゃ

ないんだ。ほら、あっちを見てみろよ。」

僕は支配人の声にビクッとして我に返った。

そして支配人の指さす方を見て僕は

衝撃を受けたのだった。

何故ならこの公園に、みーがやって来たからだ。

映像の中で見る みーとは違い、僕のすぐ近くまで

歩いて来ていた。

僕はこんな近くで、また再会できたことが嬉しくて

思わず心が弾んでいた。
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