クラスメイトの告白。


彼のほうにゆっくりと近づいていく。


どうしよう。
さっきよりも緊張してきた。


足音で気づいたのか、顔を上げた彼がこっちを見る。


「あ、来た」


「えっ!? 伊原くんっ!?」


彼は、同じクラスの
伊原 理埜(いはら りの)くんだった。
< 10 / 372 >

この作品をシェア

pagetop