クラスメイトの告白。
待っていると、玄関のドアが開いた。
部屋の中から出てきたのは、上半身裸で濡れた髪をバスタオルで拭いている、金髪で色白の美少年。
この人は、誰……?
私と同じ年くらいに見えるけど、高校生?
それとも大学生?
「いらっしゃい」
そう言ってニコッと金髪の彼は笑うと、バスタオルを首にかけた。
「あ、どうも、こんにちは~」
明るく挨拶を返してみたものの、この人はいったい誰?
彼の濡れた髪からシャンプーのいい香りがする……って、のんきに、においを嗅いでる場合じゃない。
「えっと、私……家を間違えたみたいです。すいませんでしたっ」
ペコッと頭を下げて隣の家に行こうとすると、金髪の彼に腕をつかまれた。
「いやいや、間違ってないから」