[短]クールな彼はミツが好き
それ以上、私も相原くんも話さない

黙って並んで歩いた

だから、一つの疑問を聞いてみた

「相原くん、どうして私なの?」

相原くんを見上げて質問の答えを待った

チラッと視線を交えると相原くんは溜め息を吐いた

「俺はずっとミツが好きだった。小学校の頃からな」
「え?嘘。そんな前から?」
「明るくて素直で、どこか負けず嫌いで、、、
気づいたら目で追ってた。好きだと思ってからは
バレないように感情を隠した」

あー、それでか。
でも、じゃあ、なんで今になって?

私の心を読んだのかすぐに答えてくれた

「さっきの男。ミツを狙ってるって分かった時、
いつ奪われるかヒヤヒヤした。だから、告白して
ミツを俺でいっはいにしてやろうと思った」

さっきから聞いてると恥ずかしくなることばかり。

でも、どうしてだろう
相原くんに呼ばれる"ミツ"はなんだか特別な気がする



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