[短]クールな彼はミツが好き
ちょっと、誰?

見上げた先にいたのは、、、

「あ、相原くん?なんで?」
「悪いけど、こいつ俺のだから」
「へ?」
「ほら、行くぞ」

訳がわからないまま無理矢理手を引かれて歩く

事の次第を飲み込めてない陽平たちは、茫然と
私たちの背中を見送ってた

なに?なんなの?
俺のって、いつから私は相原くんのものになったの?

ズカズカと歩を進める相原くんの腕を引っ張って
急停止させた

「なに?どういうこと?」
「なにが?」
「なにが、じゃなくて、俺のってなに?」

本当はこんなこと言うだけでもドキドキしてる
けど、あくまでも平静を装った

「ミツが嫌そうだったから。違ってたらごめん」

さっきまでの強気な相原くんは、どこへいったの?

そんな悲しい顔もするんだね、、、
感情の起伏、あるんじゃん。

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