I Still Love You
着ていたスーツを脱がされ、シャツを脱がされるとまだ寒かった寝室のひやりとした空気が日葵の肌を撫でる。
それをわかっているかのように、ギュッと壮一が日葵を抱きしめる。
いつの間にか、細いイメージだった壮一だったが、均整の取れた筋肉の付いた腕や肩にドキドキが止まらない。
しかし温めるように、そして誘うように壮一に全身を触れられ、日葵はいろいろ考えることが出来なくなる。
「んっ……」
素肌に落とされるキスに、自分でも思った以上に甘ったるい声が漏れ、日葵はハッとして手で自分の口を押えようとするのを、壮一に阻止されるように自分の頭の上で手を縫い留められた。
それが恥ずかしくて、視線を逸らすように横を向き目を閉じるとそれすら咎めるように、柔らかく唇を塞がれる。