I Still Love You
「日葵、もっと顔見せて」
「無……理」
なんとか答えた日葵に、さらに新たな快感が襲いビクッと腰が跳ね上がった。
そんな日葵に壮一は大きく息を吐くと、何か耐えるような表情の後日葵を見つめる。
「無理なら今ならやめられる。本当にいいのか? ここで止めないと俺はもう止まれない」
再度確認するように言われ、日葵は自分の唾液を飲み込む音が耳元で響く。
余裕がないと言っていた壮一に嘘はないよう見えた。
「恥ずかしいからもっと何も考えられなくして」
呟くように言った日葵に、壮一は今度は唖然とした表情を見せる。
「ひま……お前……やっぱりバカだな」
そう言いながら、ペロリと壮一が舌で唇を舐める様子をかっこいいなそんなバカなことを思ってしまった日葵だったが、その後はもう何も考えることが出来ず、啼かされ壮一のなすがままに快感を与え続けられた。
最後は気を失うように眠る日葵に、「ようやく俺の物。大切なお姫様」そんな安心した壮一の声が聞こえたきがした。