I Still Love You


「お前ってやっぱり昔から変わらないよな。俺を振り回す天才……」
そう言うと、噛みつくようにキスをされる。ゆっくりと唇が離れた時には日葵の息は切れ切れになっていた。

そんな日葵を満足そうに見ると、「この続きはまた来年」そう言うと、壮一はベッドから立ち上がるとそのまま歩き出した。

「そうちゃん、服着てよ!」
「年を越す前にシャワー浴びてくるよ」
そんな壮一に、日葵も慌てて簡単に服を着ると壮一に言葉を投げかける。

「私も家に戻ってシャワー浴びてくる」
「一緒に入る?」
壮一の言葉に、日葵はブンブンと首を振って否定をする。さすがにまだ一緒にシャワーはハードルが高い。
< 226 / 229 >

この作品をシェア

pagetop