I Still Love You
【しつこいかもしれないが、今度の休みに映画でも行かない?】
何度か誘いをもらっていても一度も行ったことはない。
しかし、このあたりで何か自分自身変わらないといけないような気がしていた。
それが正しいのか、間違っているかわからないが、壮一に対する気持ちが憎しみであるうちに、日葵は自分のなかで他の人にも目を向ける必要がある気がしていた。
【今週の日曜日なら】
すぐの約束にしたのは、自分の気が変わることを恐れたのかもしれない。
小さく息をはいて心を落ち着かせると、日葵はシャワーだけ浴びるとベッドに滑り込んで目を閉じた。