ほんとは、ずっと。
重い足と頭で、リビングに戻ると。

白い机の上。
絶対白がいいと、駄々こねた、机の上に、紙が1枚。そして、
俺が誕生日にあげたハート型のネックレス。

家の鍵。

何も考えられず、紙を手に取った。

凛の綺麗な字。右上がりの可愛い字で、千雅くんへ、
と、綴られていた。
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