ほんとは、ずっと。
─────
ぽたぽた、丸い黒いシミが、紙の上に、落ちていく。

あぁ、俺。泣いてるんだ。
凛のことを好きじゃないはずの俺が、泣いてるんだ。


ねぇ、凛。君はどんな気持ちで俺と付き合ってたの?

なんでこんなに、人の幸せを、こんな最低なヤツの幸せを願うの?

凛、凛、凛、

あぁ、そうか。
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