ほんとは、ずっと。
こんなにも愛していたのか。
毎日、朝早く、食べもしない朝メシ作って。
はにかんだ笑顔で、おはよう なんて言って。
女の匂いがつく服の洗濯も、他の女と愛し合った部屋の掃除も、
遅い俺の帰りを待って、無視されても、強く当たられても、
浮気されても、
文句1つ、愚痴1つこぼさず俺の隣でただ笑ってた。
ただ愛してくれた。
そんな凛を、俺は。
いつのまにか、 じゃない、きっと初めから。
出会ったあの日から
ずっと。ずっと。凛を愛してたんだ。