おとぎの国のプリンセス?!
ドンドンドンドン。
足音のような音が下から次第にあがってくる。
バン!
「一体いつまで寝ているつもりなの!」
そういって大きな声をだし部屋に現れたのは、とても怒りに満ち満ちた表情の女の人だった。
「ごめんなさい、えっと.....」
「いいから早くなさい!」
ここはどこですか?そう聞こうとしたけれど遮るように言葉を重ねられた。
「いつまでもぼやっとしてるんじゃないわよ!
さっさと朝食の用意をしてちょうだい!
それから洗濯、掃除、草むしり!
ちょっと聞いてるの?!
シンデレラ!」